日頃より各方面の皆様方には大変にお世話になっております、高円寺びっくり大道芸実行委員長の城石豊でございます。
新型コロナウイルス感染症が流行し始めてから1年と10カ月間余になります。
この間、感染拡大による医療現場逼迫の問題だけで無く、私達の社会生活・経済活動にも重大な影響がもたらされました。高円寺びっくり大道芸も昨年は完全中止、本年も6カ月間以上の開催延期を余儀なくされました。今般、ワクチン接種の普及や治療法・対処方法の等の確立により、感染者数を相当に抑えることが出来はじめ、若干ながら改善方向への灯りが見えてきた処です。私自身も高円寺の町の商店会通りで小さな店を営んでいる者として、此のコロナ禍においては、本当に厳しい・苦しい時を今もなお過ごしています。まだまだ此の疫病の克服には時間がかかるでしょうが、少しずつでも、僅かだけでも「日常」を取り戻す活動を再開する時期に近づいたのではないかと考えました。
そこで観客数を十分に管理し、感染症対策を徹底しながら、大道芸大会の規模を大幅に縮小して一日だけでも開催することを決断致しました。
また、本来大道芸のメイン会場であった 高円寺駅北口広場ではパフォーマンスに替えて「輸血を待つ患者さんの為に、私たちができることを!!」をテーマに、日本赤十字社による献血会を実施していただきます。自分達のイベントの開催ばかりではなく、スタッフ・観客・その他の皆様方と共に「献血」による小さな社会貢献をしようと考えました。どうかご協力をお願い申し上げます。詳細な開催時間等は、追ってお知らせいたします。
まさに病からの回復と蘇りに挑む此の大会のテーマは「蘇生」と致しました。
今年、この延期大会を実施する事により、来年の新緑の頃の「高円寺びっくり大道芸2022」の開催に向けて、これまでつないできた大道芸の「襷(タスキ)」を繋ぐことにもなります。
観客の皆様方には感染症対策に充分に注意されながら、高円寺びっくり大道芸のムードを思いだしていただき、来年の本大会にご期待をお願い申し上げます。
様々なご意見・ご指導のお言葉も多々在るかと存じますが、何卒ご理解とご協力をお願いし、実行委員長の挨拶とさせていただきます。
2021年11月2日
高円寺びっくり大道芸実行委員会
実行委員長 城石豊